『吃音症』とか『ADHD』について
先日からニュースで取り上げられている『吃音症』について。
吃音症(きつおんしょう)というのは発達障害の一つで、話し言葉がスムーズに出てこない、なめらかに話すことが難しい、などの症状を示します。 (ココロとカラダの教科書 | welq [ウェルク])
「ど、ど、ど、どうしましょう。」とか、 「そ、そ、そ、そ、そうなんですか。」等々。
『どもる』しゃべり方になる事を吃音症っていうらしいです。
……まるっきり自分の事じゃないですか(^^A
“裸の大将”ばりにどもっている訳ではないんですが、なにか不意を突かれた時や、焦っている状態の時に出やすいタイプです。
吃音症は流暢性障害とも呼ばれ、人口の1%くらいに表れる症状だと言われています。(ココロとカラダの教科書 | welq [ウェルク])
ワタクシはコレを『滑舌が悪い』、もしくは『精神的な弱さ』から来るものだと思っていましたが、実は発達障害の一種だったんですってね…。知りませんでしたよ。
あと、今やすっかり定着した言葉『ADHD』。
子供の頃の自分はモロにコレに該当。
小学生の頃は“落ち着きのなさに定評のある子供”として有名で、忘れ物も日常茶飯事でした。
中学に上がってからは、だいぶマトモになったと言われましたが。
こういった、“ちょっとおかしい人”に名前が付くようになり、やたらクローズアップされるようになった昨今。
当事者のワタクシにとって、
『有難い気持ち半分と迷惑な気持ち半分』
ってとこですかね。
『いくら叱られても努力しても改善しがたい事』を、単に“努力の欠如”と一言で片づけない 考え方っていうのは、何かこう……有難いというか救われた気持ちにはなります。
一方で、既にADHDがそうであるように、こういった固有名詞を付けられることで非難中傷の対象になりやすくなるんじゃないかとも思う訳で。(特にネットで)
“ちょっとおかしい人”に対する理解が深まる事で、社会全体が良い方向に進んでくれれば そりゃ言う事ないんでしょうけど…
「別に放っておいた方が良いんじゃない?」と言う気持ちもあり、正直今の風潮が良いのか悪いのかよく分かりません。
しかし、ただ1つだけ分かっているのは…
これから先『“ちょっとおかしい人”ビジネス』が流行りそう、ってことぐらい(^^A
今まで放置していた“ちょっとおかしい人”を詳しく解明して、面白おかしく興味本位で取り上げそうなテレビや大衆雑誌。
逆にそれらを改善するための啓発本やら治療やら。
そういうのが横行するんじゃないですかねぇ。多分。
そう思うと、何か食い物にされているようでイヤな感じがしますが…
考え過ぎですかね。